おいしいトマトジュースの条件

おいしいトマトジュースとは、やっぱりその原料トマトそのものの品質が大切です。みかんやぶどう、その他のフルーツと同じように糖度が高く、酸味のバランスのとれているものが最高のトマトと言えます。糖度が高く甘いトマトになる為には、様々な条件が必要となります。栽培方法も去ることながら、トマトの作られる土地の条件がとても大切です。

 

『おいしいトマトジュースの条件 寒暖の差』

フルーツにもいえることですが、気温の寒暖差がトマトがより甘くなる絶対条件です。植物は昼間たくさんの日光を浴びて、光合成で養分を合成します。夜は当然日光が無いので、合成した糖類を消費することになります。朝晩の気温が低ければ活動が抑えられ、結果的に糖類が余分に蓄えられることになりより甘みのあるトマトとなります。

 

少し話はそれますが、ニッカウイスキーでも有名な余市町は全国的にもワインぶどうの産地としても有名です。ワインはぶどうの糖分をアルコール化するので、糖度の高いぶどうが優秀なワインになるということです。つまり、ワインぶどうにも気温の寒暖差が絶対条件となります。

 

余市町は全国的にみて非常に気温の寒暖差が激しい土地ですが、NakanoFarm(中野ファーム)は、トマトのビニールハウス栽培でさらにその寒暖差を広げています。

 

『おいしいトマトジュースの条件 光 』

地上の植物にとって『光』は、成長し実を結ぶ為には欠かかすことの出来ないものです。トマトはもともと赤道付近の南米アンデス地方が原産地です。ですからトマトは太陽が大好きな植物なんです。トマトは、その実を見てもわかるとおり真っ赤になりますが、それは太陽の光の中でも赤い光(赤色光といいますが)を好むからです。トマトは赤い色素を持っていて、リコピンなどの他の野菜にはあまり含まれない栄養価をもっています。

 

より栄養価が高くおいしいトマトになるためには、太陽の日照率の確保と日光の中でも赤色光を沢山浴びなければなりません。赤色光は主に夕陽の中におおく含まれています。夕陽が赤く染まるのは、太陽光の赤い波長が地球が太陽から遠ざかる際に一番届きやすくなるからです。

 

土地の条件としては、日照率が高く、夕陽の沈む日本海側であり、なおかつ高台に位置している畑がベストな条件です。

『おいしいトマトジュースの条件 土 』

驚かれるかもしれませんが、トマトには痩せて乾燥した砂漠のような土壌が適しています。というのは先ほどご紹介したトマトの原産地アンデス地方、乾燥した大地で生まれたからです。肥沃な土地よりも水分の少ない土壌でこそ本来のトマトの生命力が発揮されます。

 

トマトは、乾燥した土地でこそ土壌中の水分を求めて根を張り巡らし、同時に養分を吸収します。逆に水分が多く肥沃な土壌では、根が張る前に水分を吸収し養分の吸収も鈍ってしまいます。いうなれば甘やかされたメタボトマトかもしれません。

 

おいしいトマトの生育に欠かせないのは、水はけのよい土壌と必要最低限の肥料の散布が大切です。その辺は長年にわたって培った技術が必要になるのかと思います。

 

       

2019年度認定製品です

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